■タッパやきそば

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●「ゆきたん隊員のレシピ」

 私は善良で親孝行なので,全寮制の高校へ行っていたという話は前にした。さて,タッパラーメンと同じ理由で安く腹いっぱいにしたい。即席ラーメンと同じく低価格な即席やきそばを試さないという手はないであろう。で今回は・・・。

 これはタッパウェアを用いて作るやきそばである。舎監室横のボイラーから汲んできたお湯が滅法熱い時にはやきそばにしたものだ。
 理由?まっ読んでね。

作り方 あんど 食べ方

1.タッパに麺を入れる。

2.ふたをキッチリ閉める。(これをしないと夜寝れなくなる。)

3.ベッドの布団の奥に入れる。

4.5分待つ。

5.お湯を切る。ラーメンは丸タッパーを使用したが,やきそばの場合は四角タッパーの方が良い。角にお湯がたまり,湯きりがしやすいのだ。

6.タッパのふたを押さえ,激しく振る。

7−1.液体ソースの時はふたをとってはしで混ぜ,汁気を飛ばす。お湯が熱い時はその熱で麺の表面が乾き,ソースがのるのだ。

7−2.粉末ソースの時はふたをとったら,すぐにスープを入れてかき混ぜる。

8.好みで青海苔をトッピング。

9.好みで胡椒,ガーリックを入れる。

10.食す。

11.歯を磨く。

 どうですか? これがタッパラーメンと並ぶご馳走でした(^^)
 3,6,7,9,がレシピたる所以ですな。エッヘン。
 なお,11の訳である。別に我々の基本的生活習慣が正しかった訳ではない。(そんならタッパ物は食わないだろう。)わが高校では即席めんをお湯でふやかして食べることが禁じられており,歯に青海苔がついていたりすると,「おい,おまえはタッパーやきそばを食ったな」となり,自室の机に大切に隠しておいた麺を全部取り上げられてしまうことから証拠隠滅の手段として歯磨きを励行したのであった。

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 歯磨きまでのフォローをして頂きまして、有り難うございました(^^)
 いや〜、ゆきたんのタッパシリーズは涙なくしては語れないですね。食べたいが、食べてはいけないと言われる。しかし食べたいという気持ちに嘘はつけない。じゃあ、その気持ちの持って行く場所は?……という心の葛藤が描かれていると言って過言ではないでしょう。

 レシピ6の「タッパのふたを押さえ,激しく振る」という部分。タッパにお湯を入れて、1人で激しく振るわけですよ? 悲しいじゃないですか。そしてその後の手順の良さ。どうしても「食べたい」という情熱が伝わってくる作品です。

 そして11番目の「歯を磨く」。ここが重要なポイントになっています。
 タッパものを食べたい。しかし世間からは認められていない道なわけですね、タッパは。その「人の道」を外れるスリルとサスペンス(なんじゃそりゃ)。優等生で居る事を取らず、人目を忍ぶ道を選んだ者の揺れる乙女心(段々と方向性が曖昧になってきました)。
 そんな諸々の事柄を凝縮した素晴らしい1品で有ると私は思います、はい。(たいちょ)