私は九州という土地が好きで、長浜ラーメンに憧れた時期が有りました。
多分これはテレビ用に色を付けたものかも知れませんが(本当にやっているのかも知れませんよ)、茹で方の人が屋の裏手から替え玉を宙に投げ、それを表側の人がザルで受け取ってお客さんに出す。
これを見た時に「何て男らしいのかしら♪」と思ったわけです(何で女言葉なのかしら?)。
これはパフォーマンスと同時にちゃんとした意味も有って、受け取ったと同時に茹で湯が切れる仕組みになっているんですね。ただでさえ低加水でお湯切れも良いですから、あんな高い所から落ちてきたら一度で湯切りはOK。パフォーマンスとしてもカッコいいと思いました。
そんな思い入れが有った長浜ラーメンでしたが、私の行ける範囲に初めて長浜を名乗るお店が来たのはチェーン店。スープは白濁しているけどコクが無く、麺もタレタレで(この表現解るかしら)とても満足するまでには至りませんでした。ですから、その後『長浜』という文字を見ても何とも思わなくなってしまったんですね。
しかし!
この店は有名な「田中商店」という店に居た人が開店したらしく、とても評判がいいんです。
私は半信半疑で行ってみたわけですが、スープは濃厚で、良い具合に獣臭が残っており、サービスでテーブルに置いてある高菜(辛みの利いたもの)・胡麻等と非常に相性が良いんですね。今まで有った長浜チェーン店はトッピング素材にスープが負けてしまっていましたが、ここはスープが濃厚なのでベストマッチなのです。
麺の茹で加減も丁度良く(やわ・ふつう・バリカタ・ハリガネから選べます)、私の長浜に対する憧れを取り戻してくれました。感謝!
欲を言えば、ネギラーメンが基本のラーメン+150円で少々割高感が有った事と、味玉の茹で時間がもう少し欲しいといった所でしょうか。獣臭も本場長浜はもう少し凄いと聞いていたのですが、これは多分関東に合わせたチューニングになっているのでしょうね。私の好みで言えば、臭いはこのくらいの方が食べやすかったです。
私のように、長浜とは名ばかりのチェーン店にゲンナリしていた皆様は、是非1度食べてみて下さい。 |