ホープ軒/千駄ヶ谷

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住所  東京都渋谷区千駄ヶ谷2-33-9
電話  03-3405-4249
時間  24時間営業
定休  無休
駐車場 無し
メニュー ラーメン650円・ネギラーメン800円・チャーシューメン850円等
アクセス  千駄ヶ谷駅より徒歩8分

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皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
先日の「おまいといると太るっ!!」という捨て台詞事件の後、めっきり女性不信のBooでございます。
もっとも私は、会社に就職してから「ダイエットしているという女に限って、本当に太っていたためしがないっ!」ということに気が付いて、「女性の言うことなど、そのどこにも真実はない」が持論になっていたんすが、この発言に関してはいささかハートブレイク(>_<)
たまさか、俺が外食で普通盛りでも頼もうならば、あっ!テメー手ぇ抜きやがったな?!とか、どっかおかしいんじゃないか?とか、誰かと食べてきたんじゃないか?とか…
猜疑と疑惑の塊になっていたキミの目は、一旦何だったの????

しかしながら、冷静になってよーーく考えてみれば、Booがこの世で最も敬愛する仲間由紀恵さまが「おまいといると太るっ!!」とおっしゃられたなら兎も角、そこら辺にころがっているタダの婦女子が、「おまいといると太るっ!!」と曰う何ぞ、言語道断、不埒千万、大胆不敵、天地無用、100万年早いっ!
何の効果もわたしにゃ〜ない・・・どころか片腹痛いは、小賢しいッつーわけで、もうそこらの婦女子には二度と心を奪われたりはしないのだぁっ!!

私の心は、由紀恵様のために(はぁと♪)
と、Booはあらためて固く誓ったのであります。

そんなおりもおり、先日『今年の4月入社でピカイチ』と譽も高い女子と二人っきりで残業をする羽目になり、由紀恵様ひと筋、硬派一直線を心に誓うBooは、廻りの男子社員の羨望の眼差しにもめげず、「そうかぁ?そんなにカワイイとは思わんがなぁ・・・」とか、手を出すんじゃないぞ!の言葉に、「そんなことあるわけがない」とか、ひじょ〜にしっかりと受け答え、事実全く感心がある素振りは見せず、仕事中は眈々と、あくまでビジネスライクに接しながら残業を済ませたのでした。

「遅くなったのでなんか喰って帰らなければ。江戸川台じゃ開いている店がないもんな、せっかくだからたいちょに報告出来る所が良いな」ということで、とあるラーメン屋に立ちよることを心に決め、彼女に「さて帰りますか。おつかれさん」と言ったところ、「Booさんは、晩ごはんどうします??」と・・・。
1人で男のラーメンを食べるつもりだった私は、「今から帰っても住んでるところの廻りには開いているお店がないから食べて帰る」と言い・・・・・。
すると彼女は、「体の大きい人が食べるところって、大抵美味しいってみんな言うんですよね。私も食べて帰ろうと思っていたところだったので、付いていっても良いですか?」ときた(;¬_¬)

一連の事件で女性不信の塊になっていたBooは、はんっ、ちょっとカワイイと思って「連れてって」って言えば男はホイホイ晩飯奢ってくれるとでもおもってんだろう?
学生時代も入社してからも、そうやってタダ飯をさんざん喰ってきたんだろうよ(─ ─;)
どうせ、友人の携帯に片っ端から電話をかけて、運悪く誰も掴まらなかったんだろう。
んで心の底じゃ、
「あたしが一緒に食べてやるって言ってんだから有難く思え」
っておもってんだろ(イジケ度200%)

まぁいいさ、ここは社会人の先輩として百歩ゆずって若いヤツには奢ってやる。
だかな、そこら辺のへなちょこ若僧ならば「良い店があるよ」とかなんとか言って、いそいそと雰囲気の良いイタメシ屋とか、ちょっと小洒落た洋風居酒屋とか、ジャズの流れる寿司屋だとかに連れていくんだろうけど、生憎硬派なBoo様だ。そんなとこには絶対連れていかない。
【女の顔色を伺って、男が一度行くと決めた店を変更するわけにはいかない。】
へんっ、女が何だってんだ。
と、30秒という短い時間の間に脳内が酸欠になるほど考え、その安倍なつみ似の女子社員を連れていったのは・・・・

 

 

千駄ヶ谷ホープ軒!

 

 

なによりも24時間営業というのがいいじゃないか。戦う男達は、いつ、食事がとれるかわからないのだ。
そんなハードな男のために、このラーメン店はあるのだ。年中無休というのが泣かせるじゃないか。
男の戦いには、盆も正月もない。いつなんどきであろうとも、一歩外に足を踏みだしたならば、そこはもう、ただただ戦場なのである。

そんな男の世界の一服のやすらぎの場所
ハードで硬派な男が集う店
それがこの、千駄ヶ谷ホープ軒なのだ!!!

店について食券を買い、そのままカウンターへ・・・・。
店の人が女連れと気が付いて「2階へどうぞーーーっ」て言うけれども、由紀恵様以外の女に自分が食べる場所を左右されるなぞ、許されるわけがない。
「ここでいいっす。」
硬派な男は立ち喰いだっ!!
しかも「カウンターに2人で列んで立つなんぞ、由紀恵様に申しわけがタタンっ」つーことで、カウンターのカドを利用して半身で向かいあうように立つ念の入れよう。

周囲一帯にはプーーーんと漂う、独得の豚骨臭。
女性にはなかなかキビシい、いや、男でも体調の悪い時はちょっと勘弁して欲しいぐらいの、しかし好きなモノにとってはたまらないかぐわしい香り。そしてあらためてカウンターを見ると・・・どうだ、このザルに盛られている入れ放題のネギ。



ちゃんとなんか刻んでない。
だから、ラーメンに入れてしばらくしないと硬くて喰えない

うーーーーーん、硬派! 男の店だ!!

そしてそのとなりにあるお茶。
これがジャスミンティーという、硬派な男の店にとっては一見似つかわしくないオサレな飲物が入っているのだが、ちゃんと味が分からず、香りもとーーくになるように、水と氷でガンガンに薄めてある。
硬派な男の店の仕事は完ぺきだ。

完ぺきな仕事はもうひとつある。
歩道の脇の扉付きケースの中に入っていて、来たお客が自分で自由に取りだすオシボリ。
硬派な店は店員がオシボリを持ってきて客に渡す・・・なんてことはしない。「オシボリが使いたけりゃ、あっこに入っているから、勝手に取りだして使いなっ」てなもんで、一見さんにはその存在すら分かりずらい。
件のジャスミンティーも、カウンターに山積みになっているコップを自分で取り、写真の水挿しから自分で勝手にそそいで飲むのだ。

販売機でャーシュー麺の大盛りを押すと、なぜか塩チャーシューと書かれたプラスチック片が出て来る食券を買い、となりのケースの扉を開けてオシボリを取りだし、カウンターに立ってパチッと音をさせて食券を置き、極薄ジャスミンティーを自分のコップに注ぎ、オシボリで手や顔を拭う。
店員も無言で置かれた食券の色を見て判断し、相応の量の麺を茹で窯の中に放りこむ・・・・・・。
BGMは、NHKのAMラジオ・・・・・・。
硬派な男の店に来た、硬派な男の仕種は完ぺきだ。

「私、立って食べるのって初めてなんですよーーー。なんかおもしろーーーい(≧∀≦*)」
そんな男達の硬派な時間を遮るように、連れてきた安倍なつみ似の女性の声。
「それに、外でラーメン食べるのも初めてですーーーヾ(≧▽≦)ノ」
ちっ、これだから女は・・・・
それに、ここは外じゃないっ!!!!!!!
そう言いたげな店員の視線に、すまぬ m(__)m と心で詫び、
「カウンターがあるんだから、ここは店の中なのっ」と、安倍なつみ似の女子を諌める硬派なBoo。

しかし、この安倍なつみ似、女子なら完全にKOになると思われる芳しいニオイにも、まるでやられていないかのよう。それどころかオシボリを自分で取りだしたり、道を行き交う車を眺めたり、はたまたチャーシュー麺なのに塩チャーシューと書かれているプラスチックの食券をしげしげと手にとって眺めたり、彼女にとっては日常とちょっと違う非日常のシュチュエーションをかなり満喫している

硬派なBooはBooで、カバンからデジカメを取りだし、彼女にはお構いなしにカウンターのネギを、あっちにやりこっちにやりしながら撮影したり・・・・。しかしそうしながらもBooは『怖いモノ見たさ・めずらしさ半分のタダの婦女子は、ラーメンが供され、ひとくちそれを口にするやいなや化けの皮が剥がれて、その硬派な男ラーメンの前に必ずや平伏すであろうとほくそ笑んでいるところに、おまちどおさまの掛け声もなくスッとラーメンが出されたのである。

 


大盛りチャーシュー麺\1000円+味玉\100円

どうだ、この男ラーメン!


スープ一面に浮かぶ・・・というか、スープ全体に細かい雲呑のように混ざっている背脂。
がっつり腹に溜まる、ストレート中太麺。
見栄えなど腹に入ってしまえば同じとばかり、スープに沈んで全容が判らないチャーシュー
ハシを入れて初めてその存在を知る、何の味つけもしていないモヤシとしなちく

麺をすくいあげると、周囲に漂う香りにもまして、鼻を直撃する豚骨のニオイ。
それをかき消すかのように、無心にガッツリと自分で入れる、きちんと刻まれていないネギ
広大なドンブリのキャンバスの中に、数個所にわけてオロシにんにくを入れて、これぞ硬派。これぞハードボイルド。

くぅぅぅーーーー、うまいっ!!!!!!

婦女子にこの味が理解出来るか!?
そう思いながら安倍なつみ似を見ると、隣りに立ったタクシーの運転手さんに「もっとネギ、ニンニクはこことここ、好みでラージャンを・・・」とか指導を受けている。
どうだ、男のラーメンは! 供されてそれで完成とはわけが違う!
男は女より味にうるさいんだ!
それぞれ硬派な信念を持って、ネギやニンニクを加えて完成させる。
出されたモノをそのまま食べて、わーーーおいしーーとか言っている女食とは根本が違うんだ!

勝ち誇ったように、ほとんど無言でラーメンを食べるBoo。

なんてことはない味なのだが、これが時々無性に食べたくなる。じっさい食券に塩チャーシューと書いてあるとおり、しょう油味なんだが、スープの色は薄く味も塩辛い。
でも油と塩は古来からの最強タッグなので、これが食べている時は気にならない。味のしないメンマとモヤシも、スープが強烈であればあるほどその有難味というか、【味がする】のである。

ようやく安倍なつみ似も食べだしたようだ。
カーーーーンッ!
Booの耳には確かに試合開始のゴングが成り響いた。
ひとくち、ふたくち・・・
混ざっている油の熱のせいで、だんだん安倍なつみ似の頬が赤く染まってくる・・・

 

 

あれっ??? カワイイ??・・・(;゚Д゚)

 

いやいや、硬派な俺は、そんな事じゃビクともしない。
前髪が垂れて、片手でそれを押さえながらラーメンを口に運ぶ・・・・。

 

 


あれれっ???

カワイイ??????(・∀・;)

 


否、否、私には仲間由紀恵様がいる。
体が温まったからか、コートのボタンを外して、ラーメンを啜る安倍なつみ似。
Booより背が低いので、胸元がチラリと見える・・・・・

 

いかんっ、やられるっ!!!!( ̄▽ ̄;)


No!  No!  No!
全てを振りはらうかの如く、ラーメンに集中するBoo。
すんでの所で、こちらがKOされるところだった。

「おいしかったです。」

そう言った安倍なつみ似の普通盛りチャーシュー麺のドンブリには、ほとんどスープも残っていない…。
男でもこのスープを飲むのには勇気がいる。
Booなどレンゲにせいぜい2、3杯飲むぐらいだ。
硬派が蹂躙されたようでなんかくやしい・・・・。

「タクシーのドライバーさんがたくさん来てて、男の仕事の合間の飯…ってカンジでおもしろかったです。おいしかったし、また誘ってください ヽ(*^▽^*)ノ」

最寄りの駅まで送ると、安倍なつみ似はそう言って消えていった。
硬派なBooは、もちろん

このあとどう???(;・∀・)

なーーんて、近ごろの若者のような、軟弱なことは言わない。


「はい、んじゃ、おつかれーー」

と言って、クルマに乗りこむのだ。
完ぺきだ。
硬派な俺・・・・・・・。


しかし、翌日会社に顔を出すと、どうも様子がおかしい・・・。

打合せ用のデスクに座り、カバンの中のプレゼン用の資料を整理していると、ふいに「Booさん、昨日安倍なつみ似に何したんですかっ!彼女、具合が悪いからって、今日会社休んじゃってるんですよっ。」
と、山田花子似の女子社員に、【そこいら中に響きわたるほどの大声】で質問された。
それ以来、男子には顔を合わせるたびにニヤニヤされ、女子には軽べつの眼差しで横目で見られ、なにをどうしたのか、疑惑を解明するはずの肝心な安倍なつみ似は、全く口を利いてくれず


けっっっ、女なんて所詮…

人間じゃねーーーーっ!!!


と呟きながら、1人ぼっち屋上でパンを齧る日々が続いています(┯_┯)

(2005.11.11 Boo隊員)